橋爪の作品は「Jardin de Fraises-ソルベ・フレーズとグラス・バニーユ・カフェ、ソース・シュゼットのマリアージュ-」。
旬のイチゴをメインに、リュバーブ、バニラ、オレンジを合わせ、家の庭先に実るイチゴを表現しました。
ロール状に抜いたソルベ・フレーズを中心に、ジュレ・フレーズ、コンフィ・リュバーブなど食べやすく酸味のあるパーツを配置。
そこにミルキーかつ濃厚なグラス・バニーユ・カフェ、味に変化を与えるソース・シュゼットを合わせました。
生地はクランブルのみにして食感をプラスし、ボリュームや味の軽さを意識。
各パーツを混ぜ合わせながら食べることでより美味しさが広がります。
そして今年は展示会開催20回を記念し、ガストロノミー・ジェラートが課題に加わりました。
橋爪製作の「Gaspacho Basilic」は、旬の食材トマトをメインに、胡瓜・フヌイユ・セロリ・赤パプリカなどを用いたガスパチョからインスパイアされたジェラート。 ビーツジュースで色味をプラス。オレンジピューレで旨味や香りのバランスを整え、自家製バジルオイルとサンレミーブランデーでマリネしたモッツァレラを添えました。 野菜のおいしさを最大限に活かしたジェラートです。
<橋爪里奈の受賞コメント>
本番当日は、程よい緊張感を保ちながら実技審査に挑むことができました。
これまで氷菓がメインのアシェットデセールを作ることがなかったので、氷菓を学ぶ良い機会を頂き、感謝しております。
今後もより一層感性と技術を磨き、お客様に喜んで頂けるデセールをご提案して参ります。
橋爪里奈
福岡県出身。辻製菓専門学校 製菓技術マネジメント学科を卒業後、辻調グループのフランス校へ留学。その後、ザ・リッツ・カールトン大阪のペストリーへパティシエールとして入社。現在は同ホテルのメインダイニング「ラ・ベ」デザート部門のトップを任されている。
$nbsp;